アトピー性皮膚炎の遺伝子解析および遺伝子発現解析

《課題名》アトピー性皮膚炎の遺伝子解析および遺伝子発現解析

 

《研究対象者》すぎうら皮ふ科医院に通院するアトピー性皮膚炎の患者さんとそのご家族のなかで臨床研究に協力いただける方

 

研究協力のお願い

 当科ではアトピー性皮膚炎の治療法の改善を目的とした研究を行っています。研究目的や研究方法は以下の通りです。文書によりご同意いただいた方に実施させていただきます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。

 

(1)研究の概要について

研究課題名:アトピー性皮膚炎の遺伝子解析および遺伝子発現解析

研究機関: 平成28年4月から平成32年3月

実施責任者: 滋賀医科大学 解剖学講座生体機能形態学部門 宇田川潤

 

(2)研究の意義、目的について

近年増加している成人重症アトピー性皮膚炎の病態は未だ十分解明されておらず、病態の理解に基づく新たな治療法の導入が求められています。われわれの研究は、アトピー性皮膚炎の原因遺伝子を解明し、創薬ならびに治療への寄与をめざすものです。

 

(3)研究の方法について

患者さんの末梢血液10ml採取させていただき、遺伝子解析をします。特に必要な場合は、皮膚病変部組織直径4mm採取させていただき、組織における実際の遺伝子発現の解析をします。解析する遺伝子はα2macroblobulin, BGN, calnexin, CSPG2, CXCL14, DUSP1, EGR1, FN1, GABA, gp96, HS60kD protein1, hspd1, interferon γ inducible protein16, KLF2, KLF4, MOT2, MUC1, NAB1, NAB2, PIP, SERPINB3, SERPINB13, SF3B1, SFRP, splicing factor 3B subunit1, thyroid hormone receptor-associated protein,98-kD subunit, WIF1, ZNF268です。

 

[研究の役割分担]

 本研究は滋賀医科大学とすぎうら皮ふ科医院の2施設が協力して行う共同研究です。まず患者さんへのご説明、血液などの採取はすぎうら皮ふ科医院が行います。

遺伝子解析、統計解析は滋賀医科大学解剖学講座生体機能形態学部門が担当します。採取した血液などは匿名化した上で滋賀医科大学へ送られ、解析を行います。

 

(4)予測される結果(利益・不利益)について

参加頂いた場合の利益・不利益はありません。

 

(5)個人情報保護について

研究にあたっては、個人情報を直接同定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。

 

(6)研究結果の公表について

この研究成果は学会発表、学術雑誌およびデータベースなどで公表します。

 

(7)問い合わせ等の連絡先

滋賀医科大学 解剖学講座生体機能形態学部門 杉浦久嗣

住所::520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町

電話番号:077-548-2136

メールアドレス:sugiurah@belle.shiga-med.ac.jp